匿名さん
「婚姻数が減っている理由について『若者の草食化』を挙げる識者がいますが、これも的外れです。そもそも80年代までの日本の『皆婚』を支えていたのは、お見合いと職場結婚という『結婚のお膳立て』でした。職場結婚はお見合いの代替機能を果たしていた。昔は上司がお膳立てをして結婚を勧めることが多く、これは部下の結婚式で媒酌人をすることが上司の誉れとされていた時代だったからです」お膳立て婚消え、不本意未婚が4割 独身研究家が危惧する的外れ対策(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
「異次元の少子化対策」をうたう政府だが、具体的な方策は一向に見えてこない。少子高齢化が叫ばれて数十年も経つのに、同じ場所で足踏みをしているかのような日本。少子化の理由は30年前にあった、と指摘する
「出生数の減少は、ほぼ結婚数の減少であると説明できます。そうした問題の本質を直視しなければ、すべての対策が的外れとなります」
――どんな対策が考えられますか。
「お膳立て婚を復活させることはあり得ないでしょう。今や上司が結婚を勧めるとセクハラになるかもしれない時代です。国家として『産めよ殖やせよ』の時代に戻ることも、絶対にできない」
「重要なのは若者が結婚できない障壁はなんなのか、きちんと向き合うことでしょう。結婚できない理由に経済的理由を挙げる人は約25%に上ります。30代までの未婚者のうち、結婚したいのにできない『不本意未婚』が約4割を占めるので、経済的な問題が解決すれば1割程度は結婚が増えるでしょう」