匿名さん
◆やむなく1人2役、フランス料理店でワンオペも「求人を出しても全然集まらない」 飲食・宿泊業で深刻な人手不足 コロナ禍で離職したまま戻らず:東京新聞 TOKYO Web
行動制限が緩和され経済活動が回復する中、宿泊業や飲食業を中心に人手不足が深刻化している。新型コロナ後の経済回復は統一地方選挙でも焦点の...
「人手が足りない。普段は接客にあたらないスタッフがフロントで荷物の受け渡しを手伝うなど、1人2役でやっている」。東京・浅草の雷門近くの浅草東武ホテル(台東区)で、総支配人を務める小賀与敬おがよしひろさんは実情を明かす。
背景にあるのが海外観光客の急増だ。このホテルの1月の外国人宿泊者数は、水際対策が緩和された昨年10月の4倍。観光業界ではコロナ禍で多くの人材が離職し、従業員数は2020年10月の開業時より2割近く減った。昨秋から臨時アルバイトを募集したが「人員の補充が追いつかない」。
飲食業も人手不足に苦慮する。フランス料理店を経営する男性(50)=世田谷区=は「求人募集を出しても人が全然集まらず、店を1人で回した時もある」と打ち明ける。日本フードサービス協会の石井滋常務理事は「時短要請を受けた飲食店より安定した労働環境を求め、働く人たちがスーパーなどに移った」とみる。