匿名さん
※一部抜粋年金暮らしの両親と同居の40代、「それってこどおばじゃん!」と女友だちに言われてグサッ
ただ実家暮らしというだけで、白い目で見られる。精神的に未熟な“子どもっぽい大人”のような扱いを受けているように感じる。70代の両親と暮らす40代女性に、同居生活を続ける理由を聞いた。
「実家にいるだけで白い目で見られるのは本意じゃないんですけどね。反論しても意味ないからしないけど」
あきらめたようにそうつぶやくのは、サホリさん(40歳)だ。実家で70代の両親と3人で暮らしている。
大学を卒業したものの就職活動はうまくいかなかった。当時の冷え切った社会状況もあったし、ちょうど両親が立て続けに体調を崩し、彼女しか面倒をみる人間がいなかったこともある。
「実家がたまたま都内の便利な場所にあるので、ひとり暮らしするのは家賃がムダだなと思うんですよね。親の体調もすぐにわかるし、同居していて悪いことは何もない。うちは姉がいますが、遠方で家庭を持っているし、姉は義兄の両親の面倒を見ている。だから私が自分の親を見るしかないわけです」
食事は「ふたり分も3人分も同じだから」と母親が作ってくれる。母親の調子が悪いときは、サホリさんが帰宅してから作ることもある。
「それでも学生時代の友だちに会ったとき、『サホリ、それってこどおばじゃん!』と言われたんです。『いいよね、いつまでも子どもでいられて。私たちは子どもの教育に必死なのに』とも。遠慮のない関係だからこその言葉だと思うけど、グサッとはきましたね」