匿名さん
「みんなしてそんなに笑うことねえだろ、と夫が小さい声で言ったんです。お父さんなんかと買い物行っても、ダサい親父だなと思われるだけだから一緒になんか行くな、やめろやめろ。お前たちだけで行ってこい、と言い出したんです」【後編】「ダサいパパは罪なのか?」娘の服装イジリで離婚危機。幸せ家族に訪れた「予想だにしない危機」
【前編あらすじ】「主人はもともと独特なファッションセンスというか、正直一緒に歩くのが恥ずかしいほど、私と服装の傾向が違う人なんです」岡本留美子さん(仮名)の家では留美子さんが夫のファッションをイジり…
…「今日突然、初めて?留美子はそう思ってるんだろうけど、俺はずっと嫌だった。ずっとっていうか、お前とオレだけの時は良かったよ。あと子供が小さくて意味わかんない時も大丈夫だった。でも、普通その辺まででイジるのやめるんじゃない?。そんなこともわかんねえのかよ。夫はそんな風に言いました」
夫婦間の会話は激減。いきおい家族の時間も楽しくなくなってしまった。自分たちには無関係だと思っていた「離婚」の文字さえチラつくほど、留美子さんと夫の関係は過去で一番険悪になった。
・
・
留美子さんはその後、夫に対し、心からの謝罪をした。
「たくさん話をしたんですが、夫は自分でも理解できない気持ちがあると言っていました。留美子からイジられても何とも思わないのに、娘にダサいとか言われたり笑われたりすると、昔は平気だったのに最近本当に泣きそうになると」
2人の関係は徐々に元に戻った。留美子さんは娘たちがいない所で夫のコーディネートをジャッジするようになったという。自然な流れで、娘たちは父親のコーデが気に入った時だけ言葉をかけるようになった。