匿名さん
このように、何事につけ「40しか言わなくても100を理解してもらえる」のがひとりっ子の置かれている環境です。ひとりっ子に共通する「1つの苦手なこと」
入塾テストなしで難関校合格率トップレベル。話題の「成績が伸びる塾」の教育法を一挙公開! 自己肯定感、競争心、自立心、親子の距離感、日常的な声かけなど、あらゆる角度から「ひとりっ子が賢く育つ具体策」を紹介します。
すべて親が良きに計らって準備してくれるひとりっ子について、私は「レッドカーペット状態」と表現しています。
ところが、家に敷かれているレッドカーペットは、一歩外に出るとありません。
そのため、学校や塾という外部環境で、「なんで私の意思を汲み取ってくれないの?」「え、これどういう意味?」という事態が、ひとりっ子には起きるのです。
■ひとりっ子が苦手な「行間を読む力」
こういうひとりっ子は、「行間を読む力」を必要とする状況が苦手です。
たとえば、言われなくても守るべきルールのようなものも、これまで親が先回りしてフォローしてくれていたので、「聞いてないよ」となりがちです。
勉強に関して言えば、「作者はここでなにを伝えたかったのか」という小説の解釈を上手く考えられない傾向があります。
こうしたネガティブ側面を解決するのは簡単。
レッドカーペットのないところを、早くからたくさん歩かせてあげるだけです。
家ではふかふかカーペットでいいのです。ただ、「そこがすべて」にしないでください。
もともと、ひとりっ子には親の資源を集中できるという利点があります。
その利点を大いに生かし、さまざまな世界を見せてあげましょう。