「小学校側が積極的にリュックOKの発信を」指定品ではないランドセルを高額で準備せざるをえない理不尽

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匿名さん



「小学校側が積極的にリュックOKの発信を」指定品ではないランドセルを高額で準備せざるをえない理不尽 | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン)

昨今、「隠れ教育費」という言葉が度々メディアに取り上げられるようになってきた。この言葉は、2019年に筆者が学校事務職員の栁澤靖明と一緒に著した書籍『隠れ教育費 公立小中学校でかかるお金を徹底検証』のタ…
中学校の「隠れ教育費」の典型が制服類だとすると、小学校の「隠れ教育費」の典型はランドセルだ。

しかも、ランドセルの場合、中学校の制服類とは異なり、購入・持参が校則などで定められていないことが多い。すなわち、指定品ではなく、ただ「指定品扱い」をされているだけにもかかわらず、それがかなり強い同調圧力を保ち、しかも高額化しているという問題がある。ランドセルの価格帯で一番人気は、6万5000円以上だ(ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2023年」)。

ランドセルをめぐるさまざまなジレンマを見てきたが、原点に立ち返ると、多くの学校ではランドセルは指定品ではなく「指定品扱い」になっているだけだ。ランドセルでなくてもよく、子どもの健康・成長発達を促進し、子ども自身が使いたいと思うかばんであれば、何も高価なものをわざわざ買う必要はない。

今や「ラン活」は小学校入学の1年前に始まると言われており、かなり早くから準備を迫られる。その時に、ランドセルの他の選択肢としてリュックサックやナップザックを念頭に置いておきたいところだ。

小学校側からも、この点を早い段階からホームページなどで発信してほしいと思う。「この小学校ではみんな、好きなカバンで登校します」「好きな色のリュックを使っている子どももこれだけいます」ということが分かれば、子どもも保護者も安心してランドセル以外の選択肢も検討できるだろう。

「ランドセルありき」をやめることで、小学校の隠れ教育費は大きく減少するはずだ。
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