「子供を持たない人生を生きるんだろうな」と少し心が痛かった頃。小泉今日子を幸せにした少女時代

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匿名さん



「子供を持たない人生を生きるんだろうな」と少し心が痛かった頃。小泉今日子を幸せにした少女時代の記憶 | インタビュー 人生、おしゃれ、そしてこれから | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/4)

小泉今日子さんインタビュー 前編
小泉今日子さん(以下、小泉):10代、20代、30代、40代、それぞれの年代で、自分の中の試練のようなものってなんとなくあると思うんですが、女性の場合は「タイムリミット」を感じさせられることってあるじゃないですか。子供を産む、産まないとか。当時の私の中には「自分は子供を持たない人生を生きるんだろうな……」という感覚があったんだと思うんです。わざわざ口にしたりとか、乗り越えるというほど強いものではないけれど、ちょっとだけ心が痛かった、誰にも言わない、誰にも言えない痛みだったんじゃないかと。そういう時に「自分ってどんな女の子だったかな?」と考えたんですよね。いろんなことを思い出しました。「あの時の空、キレイだったな」とか「あのお花の匂い、すごくいい匂いだったな」とか。そういう生命力いっぱいに生きていた少女時代の記憶が、自分を支えてくれたんです。それが「よりよく生きよ、むすめたち」というあの詩と、すごくリンクしたんだと思います
小泉:子育て中の友人とかと会ってご飯を食べてたりすると、夫や子供のことを「わー」ってすごい勢いで話すんですよね。でもその様子に「もしかしたら本当は仕事がしたかったのかも」と感じる瞬間があって。子供を産まなかった私は、その友人を「ちょっと羨ましいな」と思ってるんだけど、向こうは向こうで同じように思っているんだろうなと察して、でもそんなことには触れず、このまま黙って話を聞きながら時間を進めようとか思ったり。私みたいな仕事をしていると、一般に暮らしている幼馴染みとかは、すごく羨ましがったりするんです。華やかに見えるし、なんかちやほやされてそうにも見えるし。「いや、でも中入ってみ? 相当根性ないと務まらんぞ」なんてことも思ったり(笑)。そういう寂しさから解放されるための一番の方法って、互いの立場を思いやり、共有できる何かを見つけていくことだと思うんです。
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