匿名さん
発端となったのは先月27日のとあるツイート。投稿者が息子が所持する車を掃除していたところ、車内から山崎製パンの商品『ロイヤルブレッド』が見つかったというものだ。写真に写った『ロイヤルブレッド』はカビ一つ生えておらず、生地も真っ白。先ほどまで店頭に並んでいたといわれても違和感がないほどだ。しかし、賞味期限は2022年8月11日となっており、投稿時点で9か月以上が過ぎた状態である。9か月前の食パン、カビ一つないのはなぜ? 「保存料は使用していません」山崎製パンが理由を解説
車内から発見された昨年購入した食パンがカビ一つ生えていない――。そんな驚きのツイートが話題になっている。SNS上では「なんでやろ」「不思議でなりません」と疑問の声も聞かれたが、いったいどういうことなのか。製造元の山崎製パンに聞いた。
いったいなぜ、9か月以上前のパンにもかかわらず、カビが1つもないのだろうか。ENCOUNTの取材に対し、山崎製パン株式会社広報担当者は、「カビが生えない理由の第一は、パンの表面にカビ胞子の付着がなかったためです。今回のツイートの件については、食パンにカビ胞子が全く付着していないものであったと思われます」との見解を示した。
「パンに付着するカビ胞子の数は、パンの焼成後の製造環境の清浄度合、清潔度合で違いがあります。このため当社では、工場での製造時のカビ付着を防止するために、各製造機器に清掃手順書を定め、決められたスケジュールにより清掃を実施し、衛生的な製造環境の維持向上に努めています。また、当社の食パンは、包装工程で1斤ずつ袋詰めして密閉しています」。安全に食することができるようにする企業側の努力を説明した。