匿名さん
学校は学力などを伸ばすだけでなく、集団生活を通じて協調性を身につける役割を担う。一方で、16年12月、状況によって児童生徒が学校を「休養」する必要性を明示し、不登校児の学びの充実を図る教育機会確保法が成立した。過去最高の24万人! 激増する不登校児…画一的に人材を育てる昭和教育に未だ目をつぶる学校の怠慢「ギフテッドの3割は不登校傾向」 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
学校は学力を伸ばすだけでなく、集団生活を通じて協調性を身につける役割も担っている。だがその一方でそういったルールに馴染めず学校に行けなくなる子もいる。不登校の子の人数は10年でなぜ倍増したのか。『「低学歴国」ニッポン』 (日経プレミアシリーズ)より、一部抜粋・再構成してお届けする。
新型コロナウイルスの感染拡大もあって「必ずしも学校に行かなくてもよい」という意識が保護者や学校関係者の間で広がった。文科省も登校を基本に据えつつ、従来の画一的な教育から、一人ひとりに合わせた「個別最適な学び」へと転換する目標を掲げる。
だが、学校になじめない子たちの受け皿は貧弱なままだ。日本は家庭で学ぶホームスクーリングヘの支援体制が欧米ほど整っていない。
文科省の調査でも不登校児の4割弱は学校ともフリースクールなどの民聞機関ともつながっておらず、その比率は年々大きくなっている。利用に年100万円ほどかかるフリースクールもある。子どもが不登校になったとき、学びの機会を保障できるかどうかは家庭の経済力に左右されてしまうのが現実だ。