匿名さん
「おもに中国の農村部でおこなわれており、いつから始まったものなのか定かではありません。ただ、SNSの普及にともない、買い取り業者がSNSに『尿募集!』といったショートムービーをアップしている影響で、最近、さらに認知されるようになりました。都市部では、仰天ニュースとして話題になっていますよ」「リッター234円」中国で妊婦の尿が買取ブーム! 不妊治療・妊娠検査薬に利用も医師は「感染症のリスク」を指摘 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
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そもそも一部のマニアを除き、いったい妊婦の尿にどのような需要があるのだろうか。
「妊婦の尿には絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン(HCG)という成分が含まれており、これを抽出して、不妊症の治療や女性の黄体機能不全、さらには早期妊娠検査薬に利用しているそうです」(同前)
まさに、妊婦から妊婦へのエコな循環……。しかし、こうした医薬品は日本でも製造されているはず。まさか妊婦の尿が使われているのだろうか。不妊治療に詳しい、三軒茶屋ARTレディースクリニックの坂口健一郎院長が解説する。
「日本でも尿由来の製剤は流通していますよ。しかし、適切な抗菌処理や滅菌が講じられないと、感染症のリスクがありますし、安定供給も難しい。現在では、遺伝子組み換えによって人工的に製造したものに置き換わりつつあります。製薬メーカーが、下請け企業に対し、尿を提供する妊婦さんの感染症を含めた健康状態など、情報管理がきちんとできてない状態で集めさせているとすれば問題です」