匿名さん
今はまだ大学2年生ではあるが、来るべき卒業後の返済についても、すでに覚悟は決めている。経済成長せず、給料が上がらない国に「どうしてこうなった」奨学金350万円の現役大学生が語る不安と不満(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
「しっかり正社員として就職して、人並みにお金を稼いで、20年間で返す……。今からでも、月々いくら返済していくのかはシミュレーションできるため、そのことを踏まえて就職先は考えたいです。
そして、結婚するときは奨学金に理解がある人がいいですね。やはり、大学進学のためには必要だったとはいえ、『借金がある男と娘を結婚させたくない』と思う親も多いでしょう。こうした世間の認識については、僕も納得しているため、社会人になってからは『奨学金=借金』を抱えて生きています」
金融リテラシーの賜物というべきか、あまりにも現実的思考というべきか……。まるで、夢がない。
当然ながら、そのことをいちばん理解しているのは中岡さん本人である。その怒りの矛先は、今の不景気を生み出した大人たちに向けられている。
「僕が生まれるずっと前から、この国は経済成長していません。給料は上がることなく、逆に可処分所得は減っています。そのくせに、政府は増税を声高に叫び、それでいて学費は下がらない……。もどかしいというわけではないですが、『どうして、こうなっちゃったんだろう』とは思ってしまいます」