匿名さん
タカコさんは自宅で作った「水だし麦茶」を水筒に入れ、会社に持参している。しかし、タカコさんの水筒に入る量は500ml程度。1日8時間勤務なので、それではどうしても足りなくなるそうだ。水筒を2本も用意すると行き帰りの荷物が重くなってしまうので、夏の時期だけは、ペットボトルの麦茶を追加で1本持って行くようにしているという。「今までの“普通”は“贅沢”なの?」ペットボトルもガソリンも値上げで悲鳴! 家計を守る妻たちの涙ぐましい対抗策 | マネーポストWEB
2023年下半期も物価の上昇が続く。帝国データバンクの「食品主要195社 価格改定動向調査」(7月31日付)によると、7月はパンを中心に3595品目が値上げとなった。8、9、10月も値上げは続く予定...
「毎日買うのはもったいないので、ペットボトルを洗って再利用し、自宅で作った麦茶を入れています。誰にも気付かれないとは思うんですが、バレた時に恥ずかしいのでペットボトルホルダーに入れて隠しながら使っています。自宅で凍らせてきているので、バッグの中で溶けてボトル周りが濡れることもしばしば。本当はオフィスの休憩室の自販機で冷えた麦茶を買いたいですが、1本150円もするので買えません……」(同前)
持参する麦茶の準備は手間がかかるが、毎日コツコツと頑張った結果、「月3000円ほどの節約につながったと実感している」そうだ。
■ガソリン代節約のつもりが…
埼玉県在住のパート主婦・カナコさん(仮名、39歳)は、夫と3人の子供を育児中。最近始めたガソリン代節約の試みが裏目に出たという。
考えた末、カナコさんは自転車で移動することにした。
「簡単に考えていたのですが、酷暑のなか、自転車で移動するのは大変でした。近所のスーパーに行くだけで汗だくになります。自転車のカゴには思ったより荷物が入らず、買い物の頻度も増え……本当に辛かったです。
自転車での買い物は喉もより渇くので、行き帰りで飲み物を最低1本は買ってしまいます。ガソリン代の節約のつもりが、マイカーに比べて毎回数百円の余計な出費があり……。割と早い段階で、暑いなかでの買い物は車を使うほうが良かったことに気付きました」
近所の中古車販売店を覗いたところ、いいなと思った軽自動車の価格が100万円超で驚いたという。「ガソリンどころか車体価格も高い……もうマイカーは庶民の持ち物ではなくなってきていますね」と悲しそうな表情で話していた。