匿名さん
「35歳までにチームリーダーになりたかったので、仕事では自分から率先して案件を手掛けていました。30歳の時に同僚だった男性と入籍し、結婚後も仕事を優先する生活でしたが、そんな最中にコロナ禍となり……。リモートワークが増えたこと、そして私の年齢的に出産のタイムリミットが近づいてきたことで、“私たち、今のままでいいの?”とお互いに思い始めてしまったんです」「子どもを産まない人生」を夫も理解してくれていると思っていたけれど。「選択的子なし」タイムリミットで揺れ動く38歳の女心 | mi-mollet NEWS FLASH<br>Lifestyle | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/4)
結婚後も、静江さんはそれまでとは変わらず終電近くまで働きました。しかしコロナ禍でリモートワークが普及したことで、夫婦で一緒にいる時間が増えた。そこから将来が不安になったと言います。
「子どもがいないのもあって、二人でいても子どもの入学式とか卒業というような区切りや季節性がないんです。このままずっと子どもを持たないままで歳を取っていくのか……と思うと、果たして一緒にいる意味はあるのかと考えてしまう時もあります」
「数年前、“選択的子なし”という言葉を知りました。定義を見ていると自分が当てはまると思いましたね。今はやりたい仕事も充実しているし、同じように働いていてちょっと高価な店に飲みに行ける友人もいる。これが子どもを産んだりしたら、これまでどおりには働くことができない。お金も自分に自由に使えなくなる。夫には昔から“仕事をしたい”と伝えていたから、私は子無しの生き方を選んでいること、理解してくれていると思っていたんです」
静江さんは自ら「産まない」と決めていましたが、いざ38歳という年齢に差し掛かり出産のリミットを感じるなか、SNSなどで友人が妊娠や出産をしているのを見ると、内心迷いも生じるそうです。