匿名さん
取材班が同大会規定を調べてみると、「『給水係り』の条件 選手保護者(女性)2名以内」と、確かに文言があった。他の県内の連盟や、都内でも女性限定がほとんどだった。少年野球の給水係、なぜ女性だけ? 大会の規定に疑問 追う!マイ・カナガワ | カナロコ by 神奈川新聞
「横浜市で行われている少年野球大会の規定で、給水係が女性に限定されているのはなぜでしょうか。男性でも女性でも関係なくできる役割では?」。神奈川新聞社に保護者の女性からこんな疑問が寄せられた。「追う!マイ・カナガワ」取材班が女性の疑問を追っ…
声を寄せてくれた保護者の女性は地域の野球チームを見学した際、給水などの当番は「母親がやるべきだ」という慣例に違和感があったという。「急な仕事で、夫に代わってもらう場合もあります」と説明しても「お父さんは練習に加わってもらうので、当番はお母さんが行ってください」と言われ、受け入れてもらえなかった。(略)
■女性限定の理由は?
(略)同市少年野球連盟学童部によると、大会ではベンチに入れるのは代表1人、監督1人、コーチ2人以内などと人数が限られている。女性に限定した「給水係」を置かなければ、ベンチに入るのはコーチばかりとなり、競技に集中し過ぎて本来の熱中症対策の役割が果たせないことが多々あったという。
少年野球ではコーチや指導者に男性が多いため、ベンチに入れる人数の一部を女性に限定することで、性別のバランスを取るのも理由の一つだという。
大会関係者の男性は「指導者が給水係としてベンチに入っても、野球の試合に集中してしまい、子どもたちの体調管理に目が行き届かなくなってしまう」と説明。別の関係者の男性も「お父さんよりお母さんの方が子どもたちに目配りできるので、うちの大会では女性に限定しています」と話していた。