匿名さん
■ITパスポート、TOEICの点数は役に立たない日本の中学生が学ぶ英語は他国の5歳児レベル…TOEIC対策に熱心な日本人が知らない本当に必要な英語レベル 英語で原書や原文を読むスキルは最低限必要
海外でも通用する力は、どうすれば身につけられるか。イギリス在住で著述家の谷本真由美さんは「日本人の学んでいる多くの資格は海外の企業ではほとんど重視されず、小学校高学年や中学生の子は他の先進国の5歳児レベルの英語を学んでいたりする。今後、業界や市場の最新情報を得るには原書や原文を読める英語力は必須だ」という――。
たとえば、IT系の資格だと、ITパスポートなどが人気ですが、この資格は外資系の企業にはほとんどプラスに働きません。
基本的に、日本社会は海外から見てかなり特殊性が高いと考えられているので、日本でしか取れない資格というのは、海外での仕事には役に立たないと捉えられているのです。また、英語の資格であってもTOEICの点数なども海外では重視されません。
つまり、国内の偏差値だけで話をしているような日本というのが非常に特殊なわけです。
■先進国の5歳児レベルの英語を学ぶ日本人の中学生
しかし、今後海外を相手に稼いでいくことを考えたら、日本国内だけの視点で教育を考えていては、結局日本でしか稼げない人ができあがります。
さらに習い事に関しても日本ではいまだに親はバブルの頃の感覚で子供の習い事を選んでいる人だらけです。
みんながやっているからといって、特に付加価値がつかないような習い事をやったり、思考力が養えないようなことをやったりしています。
しかも英語に関しても他の先進国の上の層のレベルを知らないので、小学校高学年や中学生の子が他の先進国の5歳児レベルのものを学んでいたりするのです。
無駄な投資をしないためにはまず他の国の実態を知り、食べて行くのに必要な技能や考え方が身につきそうな課外活動は一体何なのかということをよく考えるべきでしょう。