匿名さん
◆がんが見つかっても「治療しない」選択肢もある「がんを治さない」高齢者が増加中。医師が“がんは幸せな病気”だと考える理由 | 日刊SPA!
日本人の最大の死因となる病気・がん。この病気を未然に防ぐため、検診や生活習慣の見直しに余念がないという人も少なくない。ただ、長年高齢者医療に携わってきた医師・和田秀樹氏は、「60代以降は、がんは“治…
医師の間では、「シニア世代にとっては、がんは最も幸せな病気」と言われることもあります。
若い人ががんにかかるとまだ細胞が若いので進行が速いのですが、シニア世代の場合、症状はゆっくり進むことが多いものです。
そのため、治療をせずに放置していても、亡くなる直前まではさほど体力も落ちず、痛みも感じません。がんがつらい病気だと思われるのは、抗がん剤治療や手術が大変だからこそです。
がんを患った場合は、突然、亡くなるわけではないので、死ぬまでの間、自分の人生でやり残したことや気になっていることを整理する時間もあります。
それゆえ、患者さんの中には「つらい治療はせず、残りの日々を最大限、楽しく生きていきたい」という選択をされる方も少なくありません。
以前、70代のとある患者さんは、ご自身の体に重度のがんが見つかった際、「高齢だから自分は治療をしないと決めていた」とおっしゃいました。
発覚後、2年後に亡くなりましたが、最後いよいよ調子が悪くなって入院するまでの間は、家の中でいつもどおりに暮らし、好きなことをして暮らしたそうです。
人によっては「治療すれば良かったのに」と考えるかもしれませんが、仮にこの方が手術をしていたら、その後体力が戻らず、病院の中で亡くなっていた可能性も十分にあります。