匿名さん
安倍内閣で副総理兼財務・金融相に就任した麻生太郎元首相の資金管理団体素淮(そわい)会が、政治資金を使って2009年~11年の3年間で約6000万円もの飲み食いをしていたことが分かりました。 支出先は、東京・銀座や六本木、赤坂などの高級クラブや料亭、会員制サロンなどで、国民の常識とはかけ離れた“政治活動”の実態が浮かびあがりました。政治資金で飲み食い/麻生副総理資金管理団体/クラブ・料亭・すし店…3年で6000万円
1日394万円も
素淮会の3年分の政治資金収支報告書を調べてみると―。組織活動費の交際費・組織対策費(09年は交際費)のなかに、会合という名目で、料亭やクラブ、中華料理店、すし店などへの支出がズラリと並びます。09年は218回、1108万6611円、10年は217回、2263万1017円、11年は216回、2592万8338円。3年間で計651回、総額5964万5966円にのぼり、1・7日に1回、平均9万円以上の飲み食いをしていたということになります。
たとえば、11年2月18日には、銀座のクラブに64万円、神楽坂の料亭に52万円など計15店に1日で約394万円もの支出。東日本大震災直後の同年4月1日にも、ミシュラン三つ星常連の銀座の超高級すし店や、高級フレンチなど17店に約285万円の支出がありました。
09年の収支報告書には、「組織活動費」の「出張旅費 交通費」のなかに、「運転代行」という名目で六本木の運転代行サービス業者に計12回、約14万円の支出があり、飲酒後、利用していたことをうかがわせます。
一方、「交際費」の飲み食い以外では、「会費」として岸田文雄外相や甘利明経済再生相、稲田朋美行政改革相、新藤義孝総務相や、公明党の斉藤鉄夫幹事長代行・元環境相ら政治家のパーティー券を買っています。10年6月4日には、「日本維新の会」の橋下徹代表代行の政治団体「橋下徹後援会」のパーティー券を10万円分、購入しています。