匿名さん
■主婦業が忙しいから働けない社会復帰したいけど...「多忙な専業主婦」を生み出す日本社会の課題(PHPオンライン衆知) - Yahoo!ニュース
共働きは大変だ。といって、専業主婦はどうかというと、乳幼児を抱えている場合はやはり忙しい。幼稚園の行事のための手作り準備など突然降りかかる作業もばかにならない。手作りにこだわった料理、子どもの教育などに力を入れようとすれば、自分の時間はほとんどない。
もちろん好きずきや、向き不向き、子どもの人数や性格などにもよるから、楽しくやっている人もいるだろう。うまく手を抜ける人もいるだろう。でも、専業主婦が「結構忙しい」ことには変わりはない。
この忙しさが前提になってしまうと、「本当は働いたほうがいいと思っている」場合ですら、なかなかもう一度働きはじめる踏ん切りがつかない。
実際の声を拾ってみよう。
・3歳未満の子は基本的に(必死で保活をしないと)預ける場所がない
・3歳以上になってからは(預かり保育などを探さない限り)幼稚園のお迎えに間に合う時間の仕事しかできない。そういう仕事を見つけるのが大変だし、大した金額にならない
・3年以上も仕事を離れているブランクがあったら社会人として不安
・二人目三人目の出産、そして夫の転勤があればまた働けなくなってしまう。小学校に入ってからも宿題などを見ないといけない
・夫には「働いてもいいけど、家のことがおろそかになるのはやめてね」と言われる
今の「専業主婦前提社会」では主婦業が忙しいからなかなか働き始められない、働けないから専業主婦前提社会が維持され、主婦業だけで忙しくなる。このループで女性は働くタイミングを逃し、それがブランクとなり再就職への不安を煽り、専業主婦前提社会を強固なものにしている。
何人ものワーキングマザー、専業主婦、そしてときにその配偶者たち、そして数人の主夫経験者への取材を行った。それを経て、俯瞰してみて思うことは、とりわけ3歳までの子どもを抱える家庭は、専業も、共働きも、両方それぞれにしんどいところがあるということ。