匿名さん
驚いた母親は「中学生なのに、お化粧なんかするんじゃありません! 大人になったらいくらでも化粧なんてできるんだから」とメイクを落とさせ、化粧品を没収。「子どものうちは素顔が一番きれいなんだから」とリカを諭しました。もしも「中学生の娘」が化粧をしていても叱ってはいけない…親がかけたい「意外な一言」(成田 奈緒子,上岡 勇二) @moneygendai
もしあなたの娘さんが、まだ子どもなのに化粧をするようになったら……。小児科専門医の成田奈緒子氏、臨床心理士の上岡勇二氏のお二人に、こんなときは親としてどう対応するのが正解か、教えていただいた。
■「正論」を言っても反発されるだけ
今の子どもたちは、親世代が子どもだった頃とはメイクに対する意識が全く違います。ネットにはメイク情報があふれ、街には子どものお小遣いでも買えるようなプチプラコスメがたくさん売られています。むしろ、興味を持つのは自然なことです。
「子どもの頃からメイクなんてすると不良になるんじゃないか」などと心配する親御さんが結構います。「メイクをすること」と「不良になること」は全く別の次元の話です。
家庭の「軸」に、「メイクをしてはならない」という内容は入っていないはずです。評価するのではなく、今のその子のありのままを「認める」ことが大切です。
■「お母さんにも教えて」と声がけしてみる
私たちの「子育て科学アクシス」で学んでいたあるお母さんは、メイクがとても上手な娘に向かって、「お母さん、アイラインめちゃくちゃ下手なんだよね~。どんなふうにやってるの? 何使ってるの?」と教えてもらう言葉がけをしました。
娘はとても喜んで、あれこれ教えてくれたばかりでなく、その後は、自分のプチプラコスメを買うついでにお母さんにも同じ物を買ってきて「これを化粧水の前につけるとノリが違うよ! ユーチューバーが言ってた!」などと言うようになりました。
もし、子どもが化粧をしているのを見つけたら、叱ったり、見て見ぬふりをしたりするのではなく、「お化粧してるの? すごく上手だね! お母さんにも教えて」などと声をかけましょう。そこから、親子のコミュニケーションが始まるのです。