匿名さん
クマの駆除に対するクレームのニュースは、県内でも盛んに報じられているといい、理不尽な批判の声には憤りを隠さない。秋田のクマ被害、駆除への“無責任”クレームに近隣住民が猛反論「子どもの命がかかっている」
全国各地でクマによる獣害が後を絶たない。秋田県では9日、秋田市新屋寿町の雄物川沿いで60代から80代の男女複数人がクマに襲われ、5人がけがをした。いずれも頭部や脚、腕などに裂傷や打撲を負い、病院で治療を受けている。7日には岩手県大槌町で50代の女性がクマに顔や頭をかまれ病院へ搬送、意思の疎通はできるものの、会話はままならなず筆談でやり取りをしているような状態だという。今月5日には秋田県美郷町の作業小屋に立てこもっていたクマ3頭が駆除されたが、全国各地から600件を超える苦情や批判の声が殺到。担当者が通常業務ができない状態に陥っている。いったい何が起こっているのか。9日に被害があった新屋寿町の近隣住民に話を聞いた。
「クマ被害が増えたのは、高齢化で山の下草を刈る人がおらず、街と山の境界が曖昧になってきているから。決して人間がクマの住処を追いやっているわけではありません。ハンターも減っていて、どんどんクマの数が増えているという話も聞く。こっちも子どもの命がかかっている、文句を言うなら住んでみろと言いたい。代案も出さず、無責任にも程があります」
被害が想像しづらい都市部とは異なり、クマの脅威が生活や人命に直結する地域住民の声。最悪の事態が起こる前に、本質的な解決策が求められている。