匿名さん
手塚浩校長がマイクを握った。2019年から校長を務め、スクールワイドPBSの導入を決めた立役者だ。「子どもを叱るのはもうやめる」と決めた公立小学校 褒める技術磨く先生たち、職員室まで明るくなった #令和の子(共同通信) - Yahoo!ニュース
埼玉県戸田市にある市立喜沢小学校は2020年、常識を打ち破る、ある取り組みを始めた。先生が子どもを叱らず、常にポジティブに接し、「望ましい行動」を児童が取ればすかさず褒める。先生同士も普段から褒め合
「うちの学校の子って、いつもがやがやしている。悪い言い方をすると、うるさい。でも、いつも笑顔で友達とわーわー言って、授業中もしゃべりながら意欲的に活動している。そんな姿が見られて、私はすごくうれしい。それって、子どもが楽しく学校に来られているってことだと思うんです」
「子どもたちは先生の姿を見ている。質の高い褒め方をするのも大切だけど、基本的に子どもたちを褒めていこうと思っていれば、子どもたちも友達のいいところを見つけて褒めるようになる」
手塚校長によると、本年度は一度も学校に来られない「全欠」の児童が一人もいない。「それだけ、先生方が過ごしやすい学校を作ってくれているという証明だと思う。とてもありがたい」
教育現場は今も、規律を厳格に守り、集団行動がきびきびとできる学校が優秀とされる傾向が強いと感じている。でも、喜沢小の先生たちにはあえてこう呼びかける。
「全ての児童が『学校生活が楽しい』『学びが楽しい』と言える学校を目指そう」
規律を優先しすぎると、ついていけない子どもが必ず出る。不登校の小中学生は今や全国で29万9千人。誰ひとり置いてけぼりにせず、さまざまな個性を持つ子どもたちに寄り添うには、「楽しい」を中心に据えることが大事だと考えた。