匿名さん
私がやっと見つけた試算によると、インボイスの請求書支払処理が15分増加し、経費精算処理が5分増加し、日本全国で月あたり約1.4億時間の業務負担増になり、毎月約3413億円の人件費負担になるという。3413億円は月のコストだから、年間では4兆956億円かかることになる。(略)「インボイス」はやっぱりダメだった…!民間コスト急上昇のウラで税収アップ、しかし日本に「メリットなし」というヤバすぎる現実(原田 泰) @moneygendai
2023年10月からインボイス制度が導入された。この是非はかねて議論が百出しているが、経済学から見てメリットがあるのかどうか、私見を示しておきたい。結論から言えば、日本全体に経済的なメリットはなく、むしろ民間にコストを押し付けて、国が税収アップを享受するだけという「金勘定の視点」の抜けた制度だと言わざるを得ない。
もちろん機械でやればそんなにはかからない。しかし、10分の1にはならないのではないかとのことだった。すると年間で4兆円ではなくても4000憶円はかかるということである。零細業者であれば手作業ですることになるので、それなりの時間コストはかかるだろう。
実際に、会計事務所では、インボイスで仕事が増え、インボイス残業が発生しているとのことである。(略)
2480億円の税収増に対して、4000億円程度の民間の徴税コストの増加があると、民間にとっては合計の6480億円の負担となる。
民間は踏んだり蹴ったりであり、日本全体にとってもうまみなどない。
もちろん、この試算には、異論があるかもしれない。
しかし、私が不思議に思うことは、ある政策を採用する時にこの国ではそれにいくらのコストがかかるのかという金勘定の議論をしないことなのだ。