匿名さん
女性によりますと、飼い犬が母親を噛んでしまうことがあったほか、母親が飲んでいる薬の副作用であざができやすかったといいます。女性は、母親に戻ってきてほしいと、大阪市に申し立てをしましたが、市は却下。女性は今年4月、一時保護などを取り消すよう求めて、大阪市を提訴しました。「認知症の母を返して」虐待していない…一時保護取り消しを求めた娘 大阪地裁の判決 | MBSニュース
認知症の母親と9か月間も離れ離れに。介護する娘が大阪市を訴えた裁判は門前払いの判決でした。
裁判が続く一方で、女性は大阪市から「母親を虐待した」と判断されたため、9か月間にわたって一度も母親と面会できませんでした。施設にいる母親は食事をとらないこともあり10kgほど痩せてしまっていると大阪市側から聞かされています。
(女性)「私は今でも年内に母を自宅に連れて帰ってあげるということを諦めていないです。お正月は母の好きな伊達巻とか黒豆とか海老をたくさん食べさせてあげて、一緒にゆっくりと過ごしたいと今でも思っています」
迎えた11月9日の判決。大阪地裁は、母親への虐待があったのかどうかについて、一切判断しませんでした。逆に、一時保護などの処分は母親に対するものであって女性に対するものではないため、「女性には裁判を起こす権利はない」と訴えを却下しました。