匿名さん
発達障害は病院で診断を受ける一方で、HSPは気質であり病気ではないので病院で診断を受けることはありません。発達障害とHSPの「共通点」とは?決定的な「違い」についても解説!(精神科医しょう) - エキスパート - Yahoo!ニュース
こんにちは、精神科医しょうです。こんなことを耳にする事があります。「発達障害とHSPはどう違うのですか?似ているところがあって私はどっちなんでしょうか」このように発達障害をHSPと間違えてしまったり、
発達障害とHSPは全くと言っていいほど違う概念であることに気づくはずです。
ではなぜ冒頭のような疑問が出るなど混同されてしまうのでしょうか?
ーーー略ーーー
両者の共通点、それは「感覚過敏」のためです。
もう少し深堀りしていきましょう。
発達障害の中には自閉スペクトラム症(ASD)が含まれるというお話をしましたね。
特定の音に過敏な聴覚過敏だったり、特定の衣服の肌触りへの過敏(触覚過敏)だったり、日差しが強い屋外への過敏性(視覚過敏)といった特徴がある人もいます。
反対に感覚に対する著しい鈍麻さである感覚鈍麻がある方もいます。
ASDの方に感覚過敏や感覚鈍麻がある一方で、HSPの方にも感覚過敏がある場合があるんです。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚などに対する過敏さはASDの方にも、HSPの方にも見られる事があるんですね。
またASDには社会的コミュニケーションの障害や、興味や関心の限定性や強いこだわりといった特徴があります。
つまり全体としてはASDとHSPの特徴が異なるものが多いのですが、「感覚過敏」については似ている特徴なんですね。
これらの理由により発達障害とHSPが混同されてしまう事があるのではと考えています。