匿名さん
ラップ調の「コール」で安全保障関連法に反対する抗議行動をリードし、若者の政治参加の象徴的存在にもなった「SEALDs」(シールズ)は、参院選後に解散する。中心メンバーの奥田愛基(あき)さん(23)は「安保法廃止の目的は達成できず、50点」としつつ、「市民の側から声を上げる流れはできた」と感じている。シールズ:参院選後に解散へ「声を上げる流れできた」 - 毎日新聞
ラップ調の「コール」で安全保障関連法に反対する抗議行動をリードし、若者の政治参加の象徴的存在にもなった「SEALDs」(シールズ)は、参院選後に解散する。中心メンバーの奥田愛基(あき)さん(23)は「安保法廃止の目的は達成できず、50点」としつつ、「市民の側から声を上げる流れはできた」と感じている。
「民主主義って何だ」「これだ」。コールとレスポンスと呼ばれる参加者同士の軽妙なかけあいは、抗議行動に参加するハードルを下げた。「普段の自分でありながらデモに参加する。デモのやり方を変えたい」という思いから生まれたものだ。一方で達成できていないこともたくさんある。「安保法も廃止できていない。だから50点」
シールズ結成後、奥田さんは各地の集会で講演する多忙な日々を過ごしてきた。「今は変化の途中で、選挙はまだ政党や労働組合などの限られた人だけのものになっている。去年はデモの光景が変わったとして、今年は選挙の光景を変えたい。参加型のカルチャーを若者にもっと定着させたい」と言う。
注目され、息苦しく感じることもあった。元々、人前で話すことが苦手だったという。中学時代に不登校を経験し、生まれ育った北九州市から沖縄の離島の学校に転校。孤独と向き合ってきた。スピーチは今も恥ずかしいという。「たかだか学生団体で、できることも時間も限られる。多くの人の助けも必要だし、みんながもっと主体的になったら良いな、シールズみたいなのがいっぱいできたら良いな」