匿名さん
老人ホーム入居の80代の母「家に帰りたい」とテレビ電話でボロ泣きも、60代息子は慰めることしかできず…無念|資産形成ゴールドオンライン
実家は遠く、帰るのは年に1、2度程度。でもたまに会うくらいが、親子の距離感としては理想的。そう考えている人は多いのではないでしょうか。しかし親が高齢となり、さらに一人暮らしだと、不安は募るばかり。そのような場合、「老人ホーム」もひとつの選択肢になりますが、施設に入居したら安心かといえば、そうとは言い切れないようです。みていきましょう。
――母が「家に帰りたい」とボロボロと泣き出したんです
話を聞くと、その施設は認知症患者が多く、コミュニケーションの取れる入居者がいないのだとか。行動が制限される前は、車椅子での毎日の散歩が気分転換になっていましたが今はそれも禁止。毎日テレビを観るだけ。話し相手もいない、孤独で仕方がない、というのです。
一応、施設は見学して決めたものの、入居者は自室にいて、認知症患者ばかりということは気づかなかったと男性。だからといって状況が状況なだけに、涙する母親を慰めるしかなかったとか。
孤独に耐える母親も次第に慣れたのか、ボロボロと泣くことはその1回だったといいます。ただ認知症患者が多い施設を選んでしまったことに、男性はずっと後悔の念を引きずっていたといいます。
入居者の雰囲気もしっかりと見極めて、馴染めるかどうか判断することが、施設選びで後悔しないための鉄則です。