匿名さん
■「意外に普通」な車を好むワケ「本当のお金持ち」はポルシェやフェラーリには乗っていない…FPが実際に目にした「富裕層のクルマ」の真実 車体の色はほとんどが白か黒
お金に好かれる人はどんなことを考えているのか。ファイナンシャルプランナーの立川健悟さんは「現在の価値だけでなく数年後の収支を考慮し、コストパフォーマンスの良いものを選ぶ。本当のお金持ちほど、地味な国産車に乗っている」という――。(第1回)
お金持ちが「普段使いする車」と聞いて、どんな車を思い浮かべますか? フェラーリ? ランボルギーニ? ポルシェ?
確かに、好んでそうした高級なスポーツカーに乗るお金持ちの方もいますが、それは車が趣味の方だけ。私が出会った実際のお金持ちの方たちが最も頻繁に乗っていたのは、ごく普通のセダンタイプのハイブリッドカーでした。
具体的に言えば、トヨタのレクサスやクラウン、プリウスなど、あるいはベンツのCクラスやBMWの3シリーズなどです。
子どもが小さく家族が多いうちは、トヨタのアルファードなどのミニバンに乗る方もいますが、子どもが巣立ったタイミングでセダンに乗り換えられています。さすがに軽自動車に乗っている方はほとんどいないのですが、それでも、小回りが利く車を好んで、BMWのミニ(クーパー)などの小型車を選んでいる、という方もいました。
ちなみに、本人が経営者の場合には、ベンツのセダンタイプが選択されることが多いようです。これは会社の経費として処理しやすいなどの事情があるようです。
そして最近では、テスラの電気自動車に乗っているという方もチラホラ出てきたものの、意外にも電気自動車はお金持ちにはあまり人気がありませんでした。
いかにもセレブ感のある高級スポーツカーは、普通の車に比べると維持費もモンスター級です。
また、いかにもお金持ちが乗っていそうなイメージのあるポルシェのカイエンやベンツのGクラスといった高級SUVは、駐車場によっては車高やタイヤ幅などがサイズオーバーとなってしまって利用できないなどの使い勝手の悪さがあります。