匿名さん
■「頭が悪い」は勉強をしない人の言い訳「頭のよさは遺伝で決まっている」論の大誤解
映画を観ていると、「不良」が先生やまわりの人たちの支援を受け、実は頭がよかったことに世間――そして彼自身―が気づく……というシナリオがありませんか。こうした映画は、主人公が自分の力をひどく誤解してい…
たしかに、頭のよさは遺伝で決まる部分もありますが、何をやるかによっても左右されます。頭のよさは改善できるのであり、だからこそ学習をするのです。「頭がよければ勉強する必要はない」も「試験に落ちたのはバカだから」も間違いです。
頭のよさは「知識の量」と「情報をどれだけ容易かつ素早く処理できるか」という2つの要素によって決まります。
この2つ目の要素――「頭の回転の速さ」と言ってもいいでしょう――は、おそらく変えられません。
これまでも頭の回転を改善する訓練プログラムを開発しようとする人はいたのですが、今のところ成功した例はありません。
もう1つの要素である知識量については、簡単に変えることができます。情報を多く学べば、それだけ頭もよくなるのです。
■どんな科目も勉強すれば、成績は伸びる
人生のまさにすべてを学生または教師として学校で過ごしてきた私から言わせてもらえば、勉強ができる学生は、ほぼ例外なくがんばって学んでいます。そこには、よくできていない箇所を見つけて、必要なところにエネルギーを集中させられるようにすることも含まれます。
オールAを取る人は、自分の間違いから学ぶことを恐れない人です。試験の間違いを直視すると自分はバカだと思うかもしれませんが、実際、頭のいい人も同じことをやっています。