匿名さん
■名門中高一貫校に入っても、社会で生き抜けるかは別発狂するお受験ママと潰れる子どもたち…過熱した中学受験の戦後処理《中学受験は早熟度判定テストですよ》 | 文春オンライン
今年も御三家受験の前はどうしてもピリピリするのですが、来年以降、三男が中学受験を控えて山本家も慌ただしくしております。激烈に子どもの多かった団塊ジュニア世代にいた私は、勉強だけはやたらできたので御三家…
例えば、名門中高一貫校に入って、その後、教育投資を積み重ねても、実際には進学する大学は平準化して期待値は偏差値55ぐらいに収まってしまうこと。いい環境にいても、そのまま伸びていく子は多数派とは言えず、沈没していく子も一定割合以上はいる。あるいは、中学高校で入った学校の環境よりも、その人の稼ぎや幸福度は、持って生まれた知能やそのサブカテゴリに入っている各種才能によって規定され、むしろ幅広い経験と選択肢を与えて子どもの適性を考えたほうが社会で生き抜くスキルを得られやすいこと。一般的な学力よりも、価値のある、意味のある分野にハマり、その方面に熟達しようと自ら志すほうが、その子の人生に大きな恵みをもたらすと言えます。
■中学受験を経験することは良いこと
中学受験に適応しすぎると私のようなクズが量産されるのは残念なことだけど、中学受験を経験することは良いことだとも思います。学ぶ習慣も大人になってなお使う知識の土台も、いま思えば小学校時代にイヤイヤ学んで覚えてきたものは多くあります。文章の読み方、慣用句の使い方、古文の知識、あるいは国内や世界の地理、産業の成り立ち、公民に至るまで、やればやっただけ記憶して定着しているものは、予習シリーズ5年上の何ページ目に書いてあったかまで思い出します。
■早熟度判定テストぐらいの気持ちで
なので、中学受験は早熟度判定テストだよぐらいの気持ちでまずは無理なく「ゆる受験」をする、ぐらいの気持ちでいいんじゃないかと感じますね。仮に今回志望校にうまくハマらなかった子でも、なんだよこっちから願い下げだと突っ張って先を見据えるほうをお薦めします。
一度二度、若いうちに挫折してなお立ち上がった人のほうが生き残ると思いますよ。