匿名さん
■全体的な学力において中学受験者層>高校受験者層とは言えない公立中学校は教育熱の低い家の子ばかりで学力レベルが…そんな動機で中学受験を子に課す親が泣きを見るワケ 「友達が行くから自分も」は危険…仲がいいほど別の塾に行くべき理由
2月は中学受験を志す多くの小学生が通う塾の「新年度開講の月」にあたる。『ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験 最強と最凶の分かれ道』(祥伝社新書)を上梓した中学受験塾経営者の矢野耕平さんは「このタイミングで塾通いを始めるという家庭も多いが、最近、入塾の動機に関して“危険”なものもあり、家庭でよく考えるべき」という――。
「中学受験者層は平均的な学力が極めて高いので、たとえ偏差値40であろうと、それを高校受験のそれに換算してみるとトップ層に食い込むことを意味する」
真っ赤なウソである。
中学受験者層と高校受験者層の学力の平均値を算出したとしたら、おそらく前者のほうが高く出るだろうが、そこまで圧倒的な差はないように思う。
わたしは二十年近く前まで高校受験指導にも携わっていたが、中学受験をしたら間違いなく最難関校に合格できる実力のある子供が公立中学校に何人も在籍していたのを見ている。中学受験でいわゆる上位校を受験する子の学力は確かにとびぬけているが、そこに達しない子のほうが多い。学力差の高低はかなり大きいのが現実だ。つまり、全体的な学力において中学受験者層>高校受験者層とは言えない。
そして、保護者から「公立サゲ」で中学受験を勧められたような子供たちが地元の公立中学校に進む周囲の友人に対して優越感を抱いてしまい、トラブルに発展したという事例もしばしば見聞きする。
それだけではない。
中学受験を選んだわが子が結果として「公立中学校」に行く可能性もあるのだ。(略)
「公立サゲ」が動機の中学受験は、わが子の首をのちのちしめる危険性があるのだ。
<一部抜粋>