匿名さん
通達は14年12月、上川陽子法相(当時)の指示に基づき、法務省が出した。「受刑者の心情について検討した結果、出産時は手錠をしない取り扱いとする」とされた。「手錠されたまま出産」女性受刑者を襲う異様な措置 国際基準からズレた日本の刑務所の人権意識:東京新聞 TOKYO Web
女性受刑者が出産する際には手錠を外すという国の通達に反し、手錠のまま出産したケースが2014~22年に6件あったことが判明した。小泉龍...
刑事収容施設法は、受刑者が刑事施設の外に出る場合、逃走の防止などを目的に手錠を使用できると定めている。通達以前の状況について、国は把握していないというが、外部の病院で出産する際、同法に基づき、手錠を強いられた受刑者が一定数いたとみられる。
刑事訴訟法の規定で、出産時には刑の執行を一時的に停止できる。また、出産後の女性受刑者は子どもを1歳まで養育することが認められている。だが実際には、そうした規定はほとんど運用されていないという。