匿名さん
※以下抜粋“無気力や不安”で不登校になる小中学生が急増中 専門家が指摘する「昔ならあり得ない3つの要因」 | デイリー新潮
小中学生の不登校児童生徒は30万人に迫り、過去最多を更新中だ。…
児童が息苦しさを感じるのには、主に三つの要因があるという。一つは、いきすぎた「指導マニュアル」だ。
「近年、それぞれの小中学校は 、スタンダードと呼ばれる独自ルールを事細かに設けています。中には、学校へ持参していい鉛筆は5本と指定していたり、自主勉ノートをやってこなかったら罰を受けると誓約書を書かせたりと、意味不明なルールも見られます。いまは経験不足の若い先生が増えていることもあって、即効性のある指導マニュアルをどこの学校でも取り入れているんです。それにスタンダードを設けていれば、万が一保護者からクレームが入った場合、『他の皆さんも同じように、学校のルールを守って頂いているので、ご了承下さい』と答えることもできますからね。いずれにせよ、生徒がこれを窮屈に感じるのは当然のことでしょう」
二つ目の息苦しさの要因は「受験競争の早期化」だ。そのストレスのせいか、いまの児童は小学校に入学前の段階から荒れているという。
「00年以降、6年間で中高一貫の教育を行う『中等教育学校』が増えはじめたことを皮切りに、小学校入学前から“お受験”教育を施される児童も増えていきました。その結果、日々の勉強に追われるストレスで暴力行為に走ったり、クラス内でヒエラルキーが低い子をいじめたりする子も出てきています。そうした中、子どもたちの間では、歪んだ自己責任論も流行しているようです。勉強ができないのは自己責任、いじめられるのも自己責任……。こうした自己責任論は大人の社会にも見られるため、それを見て育った子どもはヘルプすらもいいにくい状態なんでしょう」
三つ目の要因は、ゴールが見えない「学びの継続」だ。
「勉強に嫌気がさして不登校になっても、すぐに再登校を強いられたり、フリースクールへ入学させられたりする。もっとも、親御さんにしてみれば、それも仕方のないことでしょう。できるだけ子どもの将来のキャリアに傷をつけたくありませんし、親自身も就業中のキャリアを捨てて、不登校の子どもをつきっきりで面倒みるわけにもいきませんからね。」