匿名さん
■通勤に往復4時間夫を説得して35年ローンで建てたが…実際に住んで分かった「平屋住宅ぐらし」のリアル《両親、ママ友は“予想外の反応”》 | 文春オンライン
ここ数年、若い世代を中心に「おしゃれ」「住みやすそう」と人気を集めているのが「平屋住宅」だ。ワンフロアで間取りの自由度も高いため、家事や子育て面での暮らしやすさに魅力を感じる人が増えているという。し…
「通勤はこれまでの倍以上、往復で4時間かかるようになりました。子どもを朝7時に保育園に送ってから出社するので朝はいつも遅刻寸前ですし、17時に退社して大急ぎで子どもを迎えにいっても閉園時間の19時ギリギリ。その時間に迎えに行くと、いつも残っているのはうちの子たちだけで、子どもにも保育士さんにも申し訳ない気持ちになってしまいます。
家を建てた当初は『どうにかなる』と気楽に考えていたのですが、通勤時間が1時間増えるだけでここまで生活に余裕が無くなるなんて想定外でした」
■「平屋=おしゃれ」のイメージが広がりつつある一方で…
「両親には家が完成してから電話で報告したのですが、喜んでくれると思いきや、『まさか平屋だとは思わなかった』と。あからさまに声のトーンが心配している感じなんです。『大変だったら、遠慮しないで頼っていいんだからね』と今まで言われたこともない言葉までかけられて、ビックリしてしまいました。
『どういう意味?』と聞いたら、どうやら両親は平屋=お金に余裕がないんじゃないか、と思い込んでいたようです。『まだ若いのにわざわざ新築で注文住宅の平屋を建てるなんて、信じられない』と言われました」
みゆきさんの両親は、平屋にプレハブのようなイメージをもっていたようだ。
「もしかするとママ友たちにとっても平屋のイメージが決して良いものではなかったのかも。だからLINEで反応がなかったのかもしれません」
平屋=おしゃれで今どきの住宅、というイメージが若い世代に広がりつつある一方で、まだまだ平屋といえば「昔ながらの古い住まい」という印象を持つ人もいる。平屋のイメージは世代や地域などによって違いがあるようだ。
「それなりに高い金額を出して、しかも平屋のために通勤に不便な土地に引っ越しまでしたのに、周囲からは家計の心配までされてしまうなんて……。予想外の事態に、ショックでした。今は憧れだった平屋暮らしも全然キラキラしているように感じられなくなって、本音を言えば都内に戻りたいです。子どもが家を気に入ってくれていることだけが、せめてもの救いですね」