匿名さん
「『ここは時短の人が来る場所じゃない』と直属の上司が言っていたのを聞きました。お昼をとらずに働いても仕事が終わらなくて、シッターさんにお迎えを頼むこともありました。時短勤務だとお給料が減るので、シッター代を会社の福利厚生や自治体の補助でまかなっても毎月収支がトントンくらい。家で残業することも多く、いっぱいいっぱいの生活をしていたら子どもにチックの症状も出てきました。いったいなんのために働いているんだろうと涙が出る日も多かったです」「時短勤務 いつまで」検索する女性たち 令和に見えてくる課題──#なぜ話題(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
LINEヤフーの検索データで「時短勤務 いつまで」の検索数が2~3月に増える傾向がある。新学期を前に関心が高まっていることがうかがえる。厚生労働省の調査によると、時短勤務利用者がいる事業所では「女性
こう話すのは、東京都在住で、保育園に通う4歳と6歳の子どもを育てながらメディア関係の仕事をする佐藤理香さん(仮名)。4年間の産休・育休を経て、下の子が1歳半のときに時短勤務を取得して復職。夫婦共働きで、実家は地方にあるため両親を頼ることもできない。佐藤さんは、時短勤務を利用しても仕事と育児の両立は難しいと話す。
「出社が必須な職場なのですが、時短勤務を外してしまうと、遅くまで職場にいるべきだと思われてしまう。一方で取得していても、求められている成果や責任の重さはフルタイム勤務と同じ。取れば働きやすくなるというものではなかったです」