匿名さん
これだけ値上げをしても、マクドナルドの業績は好調です。値上げ後の2024年2月の日本マクドナルドの売り上げデータでは前年同月比で客数は3.2%増、客単価は2.5%増と売り上げはむしろ増えています。マクドナルドが「モスと同水準」まで値上げするワケ…日本のビッグマック価格は不適切にもほどがある?
ファストフード大手のマクドナルドが1月に値上げを行い、「モスバーガーやバーガーキングと同じ価格帯」になったことが話題です。実は、日本のビッグマックの価格は“不適切にもほどがある”かもしれません。
● マクドナルドの「しっかり値上げ」戦略は すこぶる適切な対応
そんなに高いハンバーガーなんて、買えないですか?
実はそうでもないのです。たとえばマクドナルドの都市店の場合、夜マックメニューの倍ダブルチーズバーガーの値段がちょうど680円です。そして倍ビッグマックなら730円。それが不適切なのかというと、そんなことはなくてみんな喜んで購入しています。
ライバルのメニューをみても、ダブルモスチーズバーガーは640円ですし、ボリューム満点のバーガーキングのダブルワッパーチーズも640円です。
結局のところ不適切な価格設定だったのは、むしろ昭和のバブルの時代の頃からの話。それが不適切なまま平成の「価格氷河期」を経て、令和の現在、ようやく適切な経済を目指して世の中が動き始めているということではないでしょうか。
なので、結論としてはマクドナルドの「しっかり値上げ」戦略は、今の世の中で見ればすこぶる適切だということです。そのうえで賃上げもしっかりして、日本経済復活に貢献することをお祈りします。