匿名さん
は、新宿・歌舞伎町にあるホストクラブの看板ホストだ。マミさんは彼と2023年1月に店で初めて会い、翌日にカラオケ店の個室で身体の関係を持った。「月800万稼げるから行きなよ」 ホストに結婚そそのかされ海外売春、すべて失い絶望する女性 - 弁護士ドットコムニュース
悪質ホスト問題では、多額の売掛(ツケ払い)を抱えた女性が性風俗業に追い込まれる。国内に限らず、ときには海外売春にも及ぶ。あるホストクラブ代表の座に就く看板ホストによる「結婚詐欺」にかかった、ある女...
マミさんは「それなりに恋愛経験がある」と自負しているが、店舗代表をつとめるXは上手だった。「枕営業では?」と心配した彼女に対して、Xは「好きという気持ちがあるからだよ」と返してきた。
ほどなく、マミさんはXと「付き合っているし、結婚できる」と考えるようになった。2023年4月だけで1千万円を使い、彼の望み通りに「売上1位」になるのに協力したのも、こうした要因がある。
Xに貢ぎさえしなければ、マミさんは仕事と貯金で十分に暮らしていけた。しかし、Xが求める金は多額で、次第に支払いに苦労するようになる。
Xは2023年4月下旬から、「海外は安全だし、月800万円は稼げるから行ってきなよ」と言い始めた。「嫌だ怖い」と断ると、Xは「これを頑張れば俺が面倒を見るから」。そして、仲介役となるAの連絡先を教えてきた。
「いつ(海外に)行くの?」「Aに連絡した?」
会うたびに催促してきた。マミさんが煮え切らない態度だと、Xは怒った。手を出すようなことはしないが、モラハラ気味な態度になるのが嫌だった。
●「ゴムは現地調達」とされた
根負けしたマミさんは結局、仲介役Aとラインで連絡を取った。(略)
海外売春先として提示されたのは、マカオ・台湾・オーストラリア・アメリカなど。
(中略)
●貯金を失い、国内の性風俗の仕事を続けている
マミさんはマカオ売春が終わったあと、性病検査をした。幸いにも何事もなかったが、線の細い彼女が1日で4、5人もの男性の相手をするのは無理がある。
昨秋以降、不正出血が続くようになった。そして、昨年11月下旬、Xとも喧嘩別れした。マミさんは今、Xから「結婚詐欺」にあったと考えている。
体調は万全ではないが、Xのために貯金を失い、日々の生活にも困ることから、国内で性風俗の仕事を続けている。