匿名さん
総務省の家計調査報告書を過去10年にわたって追っていくと、高齢世帯の赤字額の平均値は、夫婦世帯で月5万円、単身世帯で月3.5万円です(実収入から支出を引いた不足分の2010~2019年における平均値。2020年以降はコロナの影響により支出が急速に落ち込んだため、平均値の計算からは除外)。日本は「お金が尽きて死ぬ時代」に突入する…高齢者にこれから襲い掛かる「3人に1人が貧困」という過酷な現実(冨島 佑允) @gendai_biz
『2050年には全5261万世帯の44.3%に当たる2330万世帯が1人暮らしとなり、うち65歳以上の高齢者が半数近くを占める』先月に厚労省の国立社会保障・人口問題研究所が公表したこの数字は一時Xでトレンドにランクインするなど、衝撃の波紋が広がっている。
老後生活を仮に25年間とすると、年金をもらっていても夫婦で1500万円(5万円×12ヶ月×25
年)、単身でも1050万円(3.5万円×12ヶ月×25年)が不足することになります。
内閣府の「2019年度 全国家計構造調査」によれば、65歳以上の単身者の3割は貧困状態にあります。つまり、一人暮らしの高齢者が3人集まると、そのうち1人は貧困に苦しんでいるという状況になります。
「こんなに苦しいんだから、国がなんとかしてくれるに違いない!」と思うかもしれません。
けれども、国はすでに高齢者を支え切れなくなっています。