「子どもを持たない」選択をした女性たちの生きづらさ 仕事充実も「肩身が狭い」「子ども=幸せがつらい」

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匿名さん



「子どもを持たない」選択をした女性たちの生きづらさ 仕事充実も「肩身が狭い」「子ども=幸せがつらい」 | AERA dot. (アエラドット)

多様性が叫ばれる昨今だが、子どもを持たない選択が理解されにくく、苦しむ女性たちがいる。その要因はどこにあるのか。AERA 2024年5月13日号より。

子どもを持たない女性の背景は千差万別だ。自主的に選択をした場合や、不妊治療や妊活などの努力をしたけれど授からなかったり、経済・健康面の理由で断念したりする場合もある。AERAが今年4月にインターネット上で実施したアンケートにも、それぞれの事情と想いが寄せられた。

大阪府在住の会社員女性(48)は、40歳を過ぎて結婚した。子どもは持たないと決めたことについて、こう振り返る。

「高齢出産は、子どもが障害を持って生まれる可能性が高まる。仮に授かっても、双方の両親は遠方のため頼れない状況だった」

都内在住の会社員女性(41)は、30代で持病持ちになり、以前よりも妊娠がしづらくなった。当時、義理の母から言われた「子どもがいなくても幸せよね」の一言が胸にチクリと刺さった。

「気遣いだと思うのですが、子どもを諦めたわけではなかったし、子どもがいることが幸せという前提に、何だか否定された気持ちになってしまいました」

多くの女性たちと向き合ってきたくどうさんは、子どもを持たないことで感じる苦しみの要因は、主に二つあると分析する。

一つは、子どもが欲しかったけれど出来なかったことで感じる劣等感や、親に孫の顔を見せられない罪悪感などの内的要因。もう一つは、「子どもを産み育てるべき」といった社会的な圧や、「子どもがいない=かわいそう」と、勝手にレッテルを貼られてしまう外的要因だ。自分の望んだ道に進めなかった場合、「別の道の方がよかったのでは」と考えてしまうこともあるだろう。くどうさんは言う。

「どんなライフコースでも、メリットとデメリットはあります。自分が歩むことになったコースを『これでよかった』と自身で正解にしていくことが、大切だと思います」
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