匿名さん
おじさんたちが来なくなって…「サウナブームのピークは終わった」火付け役が語る「切実な原因」と「次の一手」(森田 幸江) @moneygendai
空前のサウナブームは、2019年放送ドラマのヒットにより膨れ上がった。新規参入企業による個室サウナの流行や温浴施設のリニューアルといったハード面での進化が進んだ。一方で、「熱波師」がアイドル的な人気を博すなどソフト面での進化が見られた。しかしコロナ禍により、いったん冷え込んだサウナブーム。温浴施設サイドがどのような取り組みをしてユーザー確保に勤しむのか、またブームの再燃は起こりうるのか。激動する温浴業界の未来展望を、「熱波師」の名付け親であり「月刊サウナ」代表も務める神奈川県横浜市「ファンタジーサウナ&スパおふろの国」支配人・林和俊氏に温泉ソムリエ&熱波師のライター森田幸江が聞いた。
店舗のリアルでいうと、コロナ禍で来なくなったのは、「お金を持ったおじさん」たちです。あかすりの長いコースや、3日に1回来てはボディケアに1万円出したり、飲食を重ねてくれるような方々が、家族に文句を言われてこなくなってしまった。あかすりやボディケアの担当にとって非常に痛手です。また若年層のグループ客が増えたのは本当です。そうした混雑に辟易して来なくなってしまった方がいるのもよく分かりますね。
しかし店舗の実感としては、そうした若年層グループ客のお兄ちゃんも、気に入ってさえくれればグループを解散させて、こつこつ一人で来てくれているケースが最近は多いんですよ。
どこから眺めるとしても、サウナブームという「山」は確実にあったと思う。その後落ち込むのも道理なのだけれど、先ほどの「一人客のお兄ちゃん」に示されるような実感として、業界全体では底上げがなされていると思いますね。
この底上げを盤石にするためにも、スーパー銭湯などだけでなく銭湯なども含めて、店舗の「顔」を出したうえでSNSのアカウントを運営するなどの努力は必要になってくると思います。
あとは、「お金を持っているおじさんたち、帰ってきてね」と切に願います。