匿名さん
「観光地の近くに住んでいるのですがうんざりします。なぜルールを守らない人が捨てたゴミを、私たちの税金で片づけなきゃいけないの?」(神奈川県・49歳・女性)富士山ローソンだけじゃない!日本人500人に聞いたインバウンドの迷惑行為「日本のルール知ろうとしない」の声 | 週刊女性PRIME
海外からの観光客が落とすお金で経済が潤うかと思いきや、さにあらず。富士山の撮影スポットとして人が集まりすぎたコンビニが、撮影できないよう黒い幕を張るという事態にまでなった、オーバーツーリズム。街には人とともにゴミもあふれたりと、生活に支障が出るケースも増えてきて─。アンケートで聞こえてきた声をもとに、対策を識者と考えました。
そもそも、「日本はゴミ箱の数が少ないです」と話すのは、北九州市立大学で和製英語の研究を行うアン・クレシーニさん。日本の文化に明るく、2023年11月には日本国籍を取得した。
「アメリカの場合、ゴミを持ち帰るといった文化がないんですね。ゴミ箱を見つけたら捨てることが習慣化しています。ゴミ箱に入らなかったとしても、ゴミ箱の横に置いておけば片づけてくれるだろうと思ってしまうのです」
こうした不満を解消するためにも、ひとまずゴミ箱の設置数を増やすといったことはしてほしいものだ。
「電車の中でも大きな声で話すのでうるさい」(東京都・58歳・男性)
「雨の日に傘を差さない。かなり濡れた状態で、電車に乗ってきたりする」(大阪府・50歳・女性)
こうした意見に、クレシーニさんは「私もそう思う」と苦笑しつつ、「どうしても文化の違いは表れてしまう」と続ける。
「欧米人は大きな声で話すことが、迷惑だと考えていないんですね。そのため、日本人に不快なイメージを与えているとは思っていない。また、傘を差さないというのも欧米では“あるある”です。特に、アメリカは車社会なので、傘は必要としないし、電車にもあまり乗らない。その癖が染みついている」(クレシーニさん)