匿名さん
──お子さんたちと父親との関係は続いていますか。子ども時代に「ディズニーランド」に行ったことがあるかどうかで全然違う…シングルマザーが思うこと(今井 悠介)
習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか?新刊『体験格差』では、日本初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫ります。
はい。月に一度の面会交流があります。いつもファミレスなんですけど、希望すれば焼肉にもお寿司にも行けます。費用は元夫が出します。私が外食に連れていくのは無理なので、子どもにとっては重要な体験ですよね。
子どもたちは父親が好きだし、父親であるっていうのは変わりがないので。どこかに連れていってもらったり、何かを買ってもらうのも好きですし。だから、私が関わりたくないからといって勝手に関係を切ってしまうのはね、違うのかなと。
お金のことも、「母にお金がない」という事実だけを知ってると子どもたちも不安になるじゃないですか。「父にはある」とわかっていれば、何かあったときに助けてもらえるという気持ちになるかなって。
──父親との関係で子どもたちができている体験というのもあるわけですね。
例えば、上の子は小学校に上がるときに私がディズニーランドに連れていきました。やっぱり1回行ったことがあるのとないのとでは全然違うと思って、経験させてあげたくて。
下の子は今度の面会交流でディズニーランドに行くことになったので良かったと思っています。そういう意味では元夫に感謝です。ディズニーランドのチケットも昔に比べてだいぶ高くなりましたよね。1万円を超えてるときもあって。
キャンプとかバーベキューとか、アウトドア系もさせてあげたいんですけど、色々と物を準備しないといけなかったり、車がないと不便とか、自分ではハードルが高くてできていないです。