匿名さん
でも、健診する対象が大人だったら着衣なのに、なぜ学校健診は脱衣させてよいと言えてしまうのでしょう。子どもは文句を言わない(言えない)から、というのもあるかもしれませんが、おそらく最大の理由は「タダ同然にやってあげているんだから、それくらい我慢すべし(大人が我慢させるべし)」という思いがあったからでは。「健診で服脱がされ…」保護者の投稿に、「タダ働き同然なのに」と医師ら反発 背景にPTAにもある理不尽
健康診断で脱衣させられ泣いた子がいた――。子どもから話を聞いて問題を感じた保護者がXに投稿したところ、4万以上の「いいね」が寄せられました。しかし一方では、少なからぬ非難の声も。医師たちが「もうやりたくない」と嘆いたのはなぜなのでしょう?
安い仕事だから少しでも早く終わらせたい。でも見落としも避けたい。効率をあげるため、服は脱ぐべし。子どもには「恥ずかしがるのが間違いだ」と説明すべし、と考えてしまうのではないでしょうか(大人にはそんなこと言わないでしょう)。
こういった思考は、PTAでもよく見られます。人はいやいや何かをやっていると、ほかの人にも無理やり何かをさせがちです。「自分も我慢してやっているんだから、おまえも我慢するのは当然」と思うようになり、相手の意思を無視して強制してしまうのです。PTAに限らず、無償(に近い)労働、奉仕についてまわる問題かもしれません。
◆失礼のない報酬と、保護者からは感謝を
では、どうすればよいのか。Xでも複数の人が指摘していましたが、やはりまずは失礼がない程度に医師に報酬を払うべきでは。お医者さんたちも「もっと払って」と要求を。もしこれまでも言ってきたのに変わらなかったのだとしたら、自治体や国の問題です。子どものことにお金をかけなさすぎるのです。