匿名さん
羊水検査に強い拒否を示するいさんとは裏腹に、検査を強く望む夫。「我が子が障がいを持つこと」に対しての、大きな意識の違いがあったという。【43歳で初産】羊水検査で夫とケンカ、自然分娩選んで心身ボロボロ......高齢出産「私の場合」
タレントやアナウンサーの高齢出産報告ラッシュが続いている。かつては30歳でマル高などと言われた高齢基準も、現在では初産なら35歳とする見方が一般的。一方で、周囲を見回してみると、実際には40歳前後で…
自然分娩ができるとわかった当時は嬉しかったが、結果的に体力の回復が遅れて、産後の大変さが倍化した気がする、とるいさんは言う。
るいさんは何をしていても体がだるくて気分が晴れず、気が付くと泣きじゃくっていることもあった。
「私がつらそうにすると、夫が『念願の子供だろ?なんでそんな悲壮感漂わせてるの?辛気臭い顔やめて嬉しそうに育児しろよ』と毒づいてきたりして、つらいのは私が悪いんだ、みたいになっちゃって。どんどん落ち込んでしまいました」
また、親がすでに高齢であることもるいさんをより孤独にした。
「お食い初めを一緒にやろうと思って実家に連絡したら、実は以前から父の具合が悪くて、今は入院中だと聞かされました。父はすでに77歳。私に心配かけまいと母は黙っていたようです。『ああ、もう頼れないんだな』と思い知りました。始めからわかっていたとはいえ、心細かったです」
夫に弱音を吐くとあからさまに煙たがられることが精神的にキツかったとるいさんは言う。
「夫も私が思ってる以上にいろいろストレスがあったと思う。あんなに苦労してようやく生まれてきてくれたのに、私が泣いたり喚いたりばかりしてるから、やってらんねーみたいになってるのかなあと」
高齢産婦は「大変だ」「つらい」というと「自業自得だ」と言われてしまうことがあるとるいさんは嘆く。
「そんなにつらいなら、なんでもっと若いうちに産まなかったと言う親戚がいるんです。それってめちゃくちゃだと思う。私は仕事も一所懸命やってきたし、でもリミットの前に子供が欲しいと思って不妊治療も頑張りました。
もっと早くというけど、誰の子でもいいわけでもないし、結局産むとなったら仕事も中断しなければなりません。おまえが早く産まなかったせいだと言われるのが一番つらいです」