匿名さん
● シングル女性が感じる 東京の魅力とリスク結婚したくない…「東京の中年女性」が“おひとり様”を望む納得のワケとは?
多様な生き方が見られるようになった現在、「皆婚社会」はすでに過去のものとなった。だが、東京に住むシングルを調査したところ、ひとり暮らしの継続意向については男女で異なる意外な結果が出たという。本稿は宮本みち子・大江守之編著 丸山洋平・松本奈何・酒井計史著『東京ミドル期シングルの衝撃 「ひとり」社会のゆくえ』(東洋経済新報社)を一部抜粋・編集したものです。
40代後半の女性は次のように語っています。
「東京はひとり暮らしをするにはいいなと思います。実家に隣組というものがあり、葬式などのときに地域の人がご飯を作るなど、手伝ってくれます。そういったつきあいは、家族がいないとできません。実家で独身のままだと他の人から嫌な目でみられるのですが、都会ではそういった煩わしさがないのです」(48歳女性)
また、東京はミドル期の女性がフルタイムで働き自活できるメリットがあります。ただしそれは、結婚しないことと引き換えになっているともいえるのです。
しかし、女性の中には年齢とともに収入が減少して生計の不安を抱えた状態に置かれている例もあります。
「(略)50代になったら、ますますフルタイムで働ける仕事がなくなるのに、身動きがとれない状態で、貯金もできず、前年度の保険料も払えていません」(48歳女性)