匿名さん
ほとんどの日本人は海外旅行に行けなくなってしまった…日本が目を背ける「悲しい現実」(A4studio) @gendai_biz
大手旅行会社JTBが行った「2024年ゴールデンウィーク(4月25日~5月5日)の旅行動向」調査によると、今年の大型連休中に帰省を含め「1泊以上の旅行に行かない」と答えた人は73.6%。旅行に行かない理由には、「旅行費用が高い」「家計に余裕がない」といった経済的な理由をあげる人の割合が、去年と比べて多くなっている。このように“旅行は贅沢”と、人々の意識が変化しているのも実情である。そのため日本人の国内旅行消費額が上がった背景には、インバウンド客をターゲットとした値上げや物価上昇による値上げも一因として考えられそうだ。
「例えばかつては、日本とタイ間の航空券は低価格でないと席が埋まらない状態でしたが、現在では航空券代を以前ほど下げなくてもすぐに席が埋まる状況にあります。これはタイ人の日本行きの需要が増加したことによるものです。今後も円安が続くことでインバウンド需要の好調は続くでしょう。そのため、日本発の海外航空券は安くはならず、海外旅行に行く日本人は増えにくいと予想されます。日本人の海外旅行者の数は少しずつ回復すると考えられますが、円安が続く限り高額な旅行費用がネックとなり、コロナ前の水準に戻るには数年かかるかもしれません」
「海外旅行に目を向けると、現在日本より物価が確実に安い国はあまり多くありません。残念ながら、台湾はもうあまり安くなく、韓国は日本より高くなっています。アメリカやヨーロッパはいうにおよびません。他にも中国やインドなど安い国はありますが、行くのにビザが必要だったり、時間がかかったり、夏は非常に暑かったりするのでおすすめしにくい。となると現地の物価が安く、かつ日本からの飛行機代も比較的リーズナブルなインドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシアの4カ国。こういった東南アジア諸国はおすすめです」