「エアコン節約で人がバタバタ倒れる国ニッポン」国民負担率約5割&物価高で

「エアコン節約で人がバタバタ倒れる国ニッポン」国民負担率約5割&物価高で"中流完全崩壊"という漆黒の絶望

38コメント

いいね! LINEで送る ブックマーク メールで送る

このトピックをブックマーク

1

匿名さん



「エアコン節約で人がバタバタ倒れる国ニッポン」国民負担率約5割&物価高で"中流完全崩壊"という漆黒の絶望 貧困化とインフレで中産階級は窮地…今こそ韓国に学ぶべき施策とは

エアコンの涼風が心地よい季節だが、8割超の人が「電気代が負担」と感じ、4割超が「冷房利用を我慢する」と答えている。そんな中、熱中症で倒れる人も多い。第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣さんは「ウクライナ戦争以降、日本国内における中産階級の貧困化とインフレが重なった『スクリューフレーション』が深刻化している」という。国民負担率が約5割に達し、物価の上昇が止まらない日本はどうすればいいのか。ジャーナリストの浅井秀樹さんがリポートする――。
熱中症が命にかかわっても、電気代を少しでも節約したいという切実な気持ちは、年金生活者など、最近の物価高の影響をまともに受けている人たちに少なくない。

日本にかつて「1億総中流意識」があったが、いまや「中産階級の貧困化」が指摘されている。日本で中産階級が崩壊しつつあることが、エアコン使用のつつましやかな節約などに表れているのではないか。

中産階級の明確な定義はないが、日本の世帯所得の「中央値」でみることがある。厚生労働省が公表する国民生活基礎調査の所得金額階級別の中央値は、この20、30年で大きく落ち込んでいる。1990年代半ばには550万円前後だったが、2000年代初頭に500万円を割り込み、2010年代には400万円台の前半で推移し、直近の2022年は423万円。この30年近くで、世帯所得の中央値は百数十万円も落ち込んでいる。

そこに、最近の物価高が追い打ちをかけている。賃上げの動きはあるが、物価高に追いついておらず、中小企業などは大手企業ほどの賃上げになっていないほか、年金生活者への物価高対策は十分といえない。
-4
+7