匿名さん
「子供たちはとても柔軟です。なんだって飲めるし、食べられる。保育園という社会のなかで、そのチャンスが生まれることだってある。それなのに親が勝手に決めつけて、道を狭めてしまっているケースがあるなと思います。それから子供だけでなく、人は環境に順応するものです。家にジュースしかなければ、そりゃジュース飲みますよね。それと同じ。忙しく働いているから余裕がない気持ちもわかりますが、これは子供の将来にも関わることですからね、蔑ろにしないほうがいいんじゃないかな」。50代保育士が苦言を呈す「ジュースで水分補給をする子供たち」。なぜ、令和の親たちは子供の言う通りにしてしまうのか?
熱中症の危険度が日に日に高まりを見せている。そんななか子どもたちの水分補給に関するネット記事が話題を集めている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。「水を飲めない子どもが増えていると言った…
そんな折、Aくんの母親から水筒を持たせたいと連絡をもらったというのだ。
結局、Aくんだけに水筒を許可するわけにはいかないとの判断で持ち込みを断ることになったそう。
「Aくんの母親は、納得がいっていないようでした。熱中症になったらどうするんですか?と言われたので、そうならないように水や麦茶での水分補給を行っていますと答えたんですが…」。
−だからうちの子はスポーツドリンクとかジュースじゃないと飲まないんです!
はずきさんは絶句したという。
「飲まないんじゃなくて、飲ませないんですよね…。水や麦茶を飲む常識が家になければ、子供にその常識は備わりません。ジュースがあるのが当たり前、好き放題飲めるのなら、自然とそちらに流れてしまいます」。
「スーパーなどで、走り回ったり、カートで遊んでいるお子さんをよく見かけます。しかし、その行為を誰も叱らない。ファミレスに行けば、料理が来るまでの間、子供も親もスマホに夢中。なんだか本当にこれでいいのかな?と他人事ながら思ってしまいます。ダメなことはダメと親身になって怒ってくれる人は、そう多くはありません。親はその主軸となる存在です。忙しい、疲れている、いろんな状況はあるでしょう。私も仕事をしながら子育てをしたので、気持ちは痛いほどわかります。それでも、すべて子供の思い通り、やりたい放題にさせることが愛情ではないと思うんです。なかなか難しいですね」。