匿名さん
■墓じまいと同時に仏壇じまいも…変化するお墓事情「墓じまい」「仏壇じまい」変化するお墓事情 多様化する「弔いのカタチ」#令和の親 #令和の子 | THE GOLD 60
お盆と言えば故郷に帰ってお墓参りをする――。そんな日本古来の風習が過去のものになるかもしれません。すでにお墓や納骨堂に納めた遺骨を他のお墓や納骨堂に移す「改葬」や墓石を撤去する「墓じまい」が増えています。厚生労働省の調査によると、「改葬」が2022年度、全国で15万1,076件にのぼり、過去最多に。墓じまいや改葬の背景には「お墓が遠方にある」ことや「継承者がいない」ことが挙げられ、樹木葬や海洋葬・山葬(散骨)などの選択肢も広がっています。平成から令和に変わり、お墓や弔いのカタチはどんなふうに変化しているのでしょうか? また、その背景にある社会や時代、人々の死生観の変化とは? 多様化する「令和の弔いのカタチ」について取材しました。
藤原さんも「仏壇は母の趣味らしいオシャレでスタイリッシュなものをネットで購入しました。位牌(いはい)もガラス製です。今では息子たちが学校で作った工作や賞状も飾ってあってもはや何なのかわからないのですが、にぎやかで母も喜んでいるんじゃないかなと思っています」と笑いました。
■4人に1人が「葬式をしない」、3人に1人がお墓の形式を「決めていない」
また、猛暑や気候変動による災害などが頻繁に発生していることを受けて、「お墓が流されてなくなる可能性もある。形がないものがいい」と答える読者も少なくないといいます。
■女性に顕著な「何も残さずきれいに去りたい」という傾向
シニア層の心理について、梅津さんは「先のことはわからないから、というのに尽きると思います。また、墓じまいした人のほとんどが『スッキリした』とおっしゃいます。