男性看護師はまだまだ少ない。ジェンダー平等の視点が、その活躍の場を広げる

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匿名さん



男性看護師はまだ少数。ジェンダー平等の視点が、その活躍の場を広げる | 日本財団ジャーナル

日本の看護師に占める男性の割合は8.6パーセント。その現状と課題、ジェンダー平等の実現に向けた取り組みについてお話を伺いました。

――男性看護師が抱えている問題とは、具体的にどういう傾向が見られるのでしょうか?

坪田:まず、男子学生が看護実習を受ける際に一定の制限が存在します。具体的には、産科実習で出産に伴う乳房ケアを実践させてもらえない、出産に立ち会う場面で男子学生のみ室外に出される、といったケースが起こっています。

医療職である意識を持ってまじめに学んでいる学生にとっては、性別で学習機会が奪われることに憤りを感じる声が聞かれます。また「男のくせに」「男には向いていない」といった発言を受ける、性的な意図はないにしても同意なく体を触られる、といった女性からのハラスメントも存在していますが、男性が女性に行うハラスメントよりも深刻に扱われない傾向が見られます。

秋吉:男性看護師が使える更衣室やトイレが職場に完備されていない、という環境格差の問題もありますね。

坪田:学生時代から現在に至るまで、教員、学生、上司、同僚と周囲にいる人たちのほとんどが女性です。女性中心の職場文化になじめず、孤立感を深めた男性看護師が辞めていく……といった問題もあります。
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