匿名さん
免許センターがやたら「アクセスの悪い場所」にある根本理由 | Merkmal(メルクマール)
運転免許センターの設置場所は市街地から遠く、アクセスが悪いことが全国的な悩みとなっている。
(一部抜粋)
当時の鹿児島県では受験者が殺到しており、申し込み受付は月2回に制限されていた。最寄りの警察署に出向いて手続きを行う必要があり、試験日は先着順であるため、泊まり込んで並ぶ受験者もいた。不合格になれば、再受験は最短でも10日後であった。大隅や島しょ部の人々にとっては、試験日を何とか確保したものの、鹿児島市まで泊まり込みで出向かなければならないのは大変な負担だった。
そこで鹿児島県警は施設の拡充と事務の効率化を目指して移転を決定したが、土地の確保が困難だった。市外の候補地を探したが、利便性の高い土地は見つからず、最終的には塩田だった現在地を買収することになった。
最初から立地は不便だったが、新試験場は当時九州一の規模を誇っていた。受験が難しかった状況から一転し、不合格でも翌日に再受験できるようになった。(略)
このように、時代によって理由は変化しているものの、免許センターの移転・設置には業務の集約と効率化が最大の目的であり、利便性は後回しにされている。しかし、立地が不便でも、受験機会が増え、免許の即日交付が可能になるなどのメリットのほうが多かった。